
『大手企業に転職したいけどTOEICの点数がどれくらい必要なんだろう?』

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実際に僕は日系大手企業から外資コンサルへと転職し、TOEICの重要性を感じました。
僕自身、TOEICは985点あって、転職と就活で非常に評価されました。
TOEICの高得点なしでは、希望の転職先に転職できていなかったのではと思います。
TOEICの点数があるだけで、絶対に今より良い人生が送れます。
ぜひ、将来的に転職を考えられている方や、グローバル企業や大手企業に就職を希望される方は読んでいただければと思います。
以下目次です。
【最新データから読み解く】転職と就活におけるTOEICの重要性

TOEICの点数は転職や就活において高ければ高いほど良いのは間違いありません。
以下公式が出している企業への調査に基づいた2019年最新データです。
以下出典:英語活用実態調査(企業・団体、ビジネスパーソン)2019 https://toeic.satori.site/katsuyo2019c-form

新卒採用で545点、英語を使用する部署の中途採用で620点です。
しかし、これは最低ラインだと認識しておきましょう。(中小含む多くの企業から取得したデータであるため)
では実際に入社してどのような点数を企業は求めているのでしょうか。
以下が企業が社員(部署別)に求める点数です。


思ったより低いのではないでしょうか?
大手企業であれば、間違いなくこの点数以上のスコアが求められることと思います。
あくまでも最低ラインとしてご参考にしてください。
大手企業が求めるTOEICの点数とは

実際に営業や文系の職種で、大手企業に転職を目指すのであれば、860点以上ないとなかなか難しいのではと思います。
古い記事などを見ると、もっと低い点数でよいと書かれている場合がありますが、実際新卒や中途採用で入社してくる社員のTOEICはどんどん高くなっている兆候に近年あります。
その中で埋もれないためにも、まずは、860点以上取得を目指して勉強すべきです。
例)パナソニックの経理(経営管理)

以下はパナソニックの経理の中途社員の募集要件です。
経理のような職種であれば、経験や知識に専門性がついてきます。
TOEICをみてみると、最低TOEIC550点、できれば800点以上ということで、間違いなく、多くの応募者は800点以上を取得しているでしょう。

例)SONYの海外マーケティング

次にSONYの海外マーケティングの中途採用募集をみてみます。

海外マーケティングの経験に加え、求める英語力が高いですね。
SONYの海外マーケティングでは最低TOEIC700点以上、900点以上であれば、尚良しとなっていますので、多くの方が900点以上を取得して応募することでしょう。
日系の総合電気大手2社からみてわかること

日系の大手企業でこのようなTOEICの点数を求められますので、実際大手外資系企業であれば、さらに高い点数を求められるかと思います。
ですので、以下のTOEICの点数が現実的に目指すべき目標かと思います。
- 日系大手(文系):最低800点以上
- 外資大手(文系):最低900点以上
もちろん、それプラス@で経験などが必要になります。
TOEICの点数でつまづかない、周りと差別化できるようにできる限りの高得点を取りましょう。
実際に転職市場で評価されるには?『TOEIC(英語) x 〇〇』

先ほどは実際に日系大手2社、パナソニックとSONYの中途採用要件をみました。
実際に非常に高いTOEICのレベルが求められることがわかったと思います。
しかし、それ以外に経験やスキルを求められることは間違いありません。
例えば、パナソニックの経理であれば、以下のスキルが求められました。
- メーカー系経理業務経験
- 決算などの実務・収支分析・資金管理経験
- 簿記2級かそれ以上
- 製造業で管理職として決算を統括した経験
- メーカー経理で海外勤務経験
- SAPを利用した業務
- M&Aの経験
- できれば簿記1級、公認会計士、TOEIC800点以上および中国語

ちょっと多すぎやしませんか・・・
しかしソニーの海外マーケティングはどうだったでしょうか?
- 海外マーケティング経験
- 英語でのコミュニケーションが取れる
- 簡単な財務分析など
- TOEIC900点程度
こちらはどちらかと言えばスキルより経験というところが重視されています。
もちろん海外マーケティングですので、会社が実際に伸ばしたい地域に詳しい方や会社に不足している人材を採用することでしょう。
2社からみて理解できたことは、TOEIC x 〇〇が必要だということです。
経理や会計の業界に進むのであれば、『TOEIC(英語) x 会計 x IT(SAP・エクセルなど)』
海外マーケティングに進むのであれば、『TOEIC(英語) x 中国市場へのマーケティング経験5年x 経営数値分析スキル』などです。
そのため、TOEICはある一定程度取れれば、足切りは回避できますので、まずはTOEICの点数をあげて、それぞれのスキルと経験を広く深く伸ばしていくことが転職には重要です。
20代後半までにTOEICで900点代後半をめざすべし

先ほど、『TOEICは一定程度とって足切りを回避』とお話ししましたが、20代で転職する予定があれば、TOEICは900点後半を取得できれば転生は非常に有利になると思います。
その理由は以下の通りです。
- 業界と職種の幅が広がるから
- 若手社員のTOEICレベルは年々上昇傾向にあるから
- 20代は経験より、ポテンシャル採用の面が強いから
業界と職種の幅が広がるから

20代前半や中盤で転職する場合は、業界や職種を絞ることもできますし、広げることもできます。
事実私は、経理という立場から、現在はコンサルティングへと職種転換しました。
例えば、経理から海外マーケティングへと転職を図ったとしても、20代前半、社会人3年目で財務分析のスキルやTOEIC985、留学経験を持っていたので、
問題なく転向できていたかと思います。
しかし、これが20代後半や、30代ではほぼ不可能に近いのです。
ですので、TOEICがあれば、可能性のある20代前半で自由なキャリアを選択できる可能性をあげることに繋がります。
若手社員のTOEICレベルは年々上昇傾向にあるから

採用チームや人事責任者から話を伺うことがよくあるのですが、実際に新卒入社してくる学生のTOEICの点数は年々上昇傾向にあるそうです。
これはもちろん留学する学生が増えたり、海外思考の学生が増えているからでしょう。
20代前半は経験より、ポテンシャル採用の面が強いから

最後に、やはり、20代ということで、転職の時に経験は正直あまりみられません。
それよりは自分自身のスキルや知識、またバックグラウンドに基づいて選考されることがほとんどだと思います。
実際に私も25歳で転職しましたが、TOEICや留学経験を評価されました。
まとめ
転職を志すのであれば、20代前半のうちにTOEIC 900点以上をまずは目指すことで非常に転職が有利に働くと思います。
そして、キャリアの中盤〜後半の転職(20代後半以降)には、TOEICや英語に加えて、経験やスキルというものをしっかりと構築していくと良いでしょう。
はじめTOEICの点数をあげることは簡単ですが、高得点になるほど点数が上がらなくなります。
985点を2回目でとった私の勉強法についても記事を書いていますので、ぜひ読んでみてください。

