
先日USCPAの最終科目であった、REGを合格し全科目合格することができました。合格にはどれほど時間がかかるのか、気になる方も多いと思いますので、まとめておきたいと思います。
- 私の受験前のスペック
- 4科目の受験歴
- 詳細データで見る4科目の勉強時間
私の受験前のスペック
仕事は会計系のお仕事で日々数字には触れますし、英語はある程度自信があったというのが受験前のステータスです。
簿記2級は持ってはいますが、1度受験に失敗して結構勉強には苦労していました。
仕事で仕訳などは切ったことがなく、会計畑とは言いながらもFARのような財務会計をガッツリやっていたというわけではなく、どちらかというと、BECの管理会計の部分やAUDの内部統制の内容が勉強せずともある程度考え方が頭に入っていたという感じです。
予備校はアビタスは使用しました。
賛否両論ありますが、私はアビタスを選んでおけば特に問題はないかなと思います。
受験前には正直、1年半程度あれば終わると思っていましたが、現在で2年程度勉強をだらだらと続けてしまっています。もちろん間休憩した期間などもありましたが、4科目の受験を終えてみて短期集中でやれば1年での合格も難しくはないかなという印象です。
USCPA4科目の受験歴
- FAR1回目(Fail)
- FAR2回目(Pass)
- AUD(Pass)
- BEC(Pass)
- REG(Pass)
受験歴は上記の通り5回受験しています。そうです、FARを一度落としています。
FAR→AUD→BEC→REGという順番で、FAR以外はそれぞれ一発合格しています。

ちなみに体感の難易度については以前こういうツイートをしました。
それぞれの科目の勉強方法についても以下のページでまとめていますので、ぜひご参考にいただければ嬉しいです。




詳細データでみるUSCPA4科目の勉強時間
さて何時間くらい勉強したのでしょうか。Studyplusというアプリを使用して終始記録していました。
結論1,207時間勉強しています。
FAR500時間、AUD167時間、BEC223時間、REG317時間です。

今考えても結構凄まじい数字ですね。

僕自身の目標としては、全科目合格を1,000時間という風に学習前に決めていました。これは全科目一発合格という前提で置いていたので、達成はできませんでした。
しかし、効率よく勉強できればそこまで時間がかからないものかと思います。
効率の話をすると、以下のように全く勉強していない月があったり、勉強を思っ切りしている月があったりします。

これを科目別に分けて色を付けてみると、以下のようになります。

見てみると、BECはFARの途中で勉強して、内容を忘れて、再度1年後にまた集中して勉強して合格していたりします。
何が重要かというと、しっかり受験前に受験の順番を決めて無駄な勉強をしないということが重要だということがこのデータからも読み取れます。
また難易度的にも、BECやAUDはFARやREGと比べて簡単であることがお分かりいただけるかと思います。
勉強集中時間に関しては折れ線で見れば分かりやすいのですが、試験前に集中して勉強して、試験後は一気にトーンダウン、そして別科目の試験前にまた勉強をするというような繰り返しです。

これはエビングハウスの有名な記憶の忘却曲線に基づいて、やっぱり短期的に詰め込んだ方が良いかなと思いそうしてみましたが、やはり記憶の持ちはよかったように思います。

個人的には間間で休憩を取らないとぶっ通しで4科目できないタイプであり、受験の途中で転職などを経験し仕事が落ち着かないこともあったので、インターバルの期間が全ての試験の間で発生しています。

ここは個人個人、自分に合うスタイルで良いのではないかなと思っています。
まとめ
USCPAの学習時間として、英語が得意な人、会計のバックグラウンドや知識があるひとでも、ある程度の時間がかかるということがデータを見て分かりました。
私のデータとしては1,200時間程度が4科目受験後のデータですが、大体受験生の平均程度かと思います。
もちろん勉強時間を減らすためにできることは多くあります。
今回データを見て見てわかったことですが、やはり短期集中でガッツリと学習に取り組むことで短期的には記憶も定着しやすく忘れにくいということが言えるかと思います。
受験の前には必ず何をどの順番で、どの月に何時間勉強するというのを決めて戦略的にスケジュールを組んでみると大幅に勉強時間を短縮できるようにおもいました。