
AICPA倫理試験(Ethics exam)って簡単だと思ってたけど、意外と勉強する内容多そうだな。90点以上ってなかなか難易度高くない?どのような手順で対策進めれば効率的なんだろう

こういった疑問にお応えします。
先日こんなツイートをしました。
USCPAの全科目合格後、ラインセンス取得を目指される方は、最後の関門としてAICPA倫理試験を受ける必要があるのですが、合格点が90点以上と、なかなか難易度が高いです。
正直全て公認会計士の倫理的な問題で考えればわかるような問題もありますが、意外と難しいのが現状です。
実際に多くの方が何度か再試験を受けて合格したり、10時間以上勉強に費やしたりと様々な話を聞きます。
この試験、ツイートの通りですが、私は実際に2時間少しの対策で試験を合格することができました。
今回は私が実際に2時間半、91点で倫理試験(AICPA Ethics exam)に一発合格できた勉強法をご紹介させていただき、少しでもみなさんのお役に立てれば嬉しく思います。
また、AICPA Ethics examですが、試験と教材の購入費用が230ドルくらいするのですが、30ドル程度割引になる方法も紹介しています。
- 2時間半でAICPA倫理試験に91点で1発合格することができた
- USCPA全科目合格から10カ月程度経過した後の受験で、ほとんど勉強内容は忘れている状態で受験した
- 事前の勉強はゼロ!一発本番で受験した
今回の記事の内容は以下のとおりです
- AICPA倫理試験受験までの流れ
- AICPA倫理試験の購入方法と割引価格で購入する方法
- AICPA倫理試験の対策
- まとめ
なお、USCPAの全科目の勉強法については以下の記事でそれぞれまとめていますので、ぜひご参考にいただければ嬉しいです。




AICPA倫理試験受験までの流れ

AICPAの倫理試験を受験するまでの流れについてまずは復習しましょう
まずはUSCPAの4科目全てに合格しましょう。
AICPA倫理試験は一部4科目の内容に重複するものがあるため、合格後すぐの受験をお勧めします
AICPAのwebsiteから購入可能です。後ほど解説しますが、購入の際にクーポンコードを入力することで10%-20%程度割引が聞くので購入前に確認しましょう。
AICPA倫理試験の教材の中でe-learningと試験がワンセットになっています。e-learningはいくつかのmoduleで構成されているのですが、試験の合格にmoduleの受講は不要です
Participant manualというPDF250ページくらいの教材があるため、こちらはダウンロードしておきましょう。
Participant manualについてはPDFでいつでも開けるようにしましょう。試験はオープンブック形式で、教材を見ながら回答することができます。90点以上で合格です。
AICPA倫理試験の教材購入方法と割引コード

各予備校で購入マニュアルがあるかと思いますが、簡単にこちらで解説します。割引情報もあるのでお見逃しなく!
https://future.aicpa.org/feed#search
上記のリンクの検索ボックスから「Accountants’ Comprehensive Course」を検索する。
購入にはアカウントを作成する必要がありますので、この時点でアカウントをお持ちでない方は作成ください

検索すると、以下の教材が出てくるのでクリックし、「Add Cart」から購入手続きへすすむ
購入の前に割引コードをお持ちの方は入力しましょう。割引コードの入手方法はこのあとご紹介しています


「Purchase」クリック後は、上記の画面が表示されるので、「Access Now」から教材にアクセスする。
これで試験受験までの手続きは完了です。あとは試験を受けるのみです!
割引コードの入手方法

割引コードは教材の購入前に入力する必要があります。30ドルほど安くなるので、必ず入手するようにしましょう!
割引コードの入手には事前にAICPAのウェブサイトから会員登録する必要があります。
割引コードはアメリカの祝日やイベントが発生する時にメールにて頻繁に配布されており、そちらを購入の際に入力することで適用することができます。
割引コードは頻繁とは言えど、登録後すぐに配布されるわけではないので、余裕を持ってAICPAウェブサイトで会員登録を済ませておきましょう。会員登録は全科目合格前から済ませておくとスムーズです。


ちなみに私の時はMemorial Dayのクーポンコードでした。Black Fridayの時などはさらに割引率が上がるみたいです。
AICPA倫理試験の対策

教材を購入すれば、いよいよ倫理試験の対策です。ここからうまくいけば最短2時間半程度で合格までたどり着くことができます
教材にアクセスすると以下のような画面に飛びます。(最初はチュートリアルがあるかと思いますがスキップでOKです)

ポイントはPDFでダウンロードして、試験中常時確認できる状態にしておくことです。
なお「Participant manual」の最後あたりのページを見ると、実際の試験問題が46問全て同じ並びで記載されていますので、こちらで事前学習するのもありです。
試験問題の記載はありますが、ぶっつけ本番で十分合格可能です。あくまでも参考程度に確認しておきましょう
いよいよ試験を開始します。試験の中断はできませんので一度開始したら最後まで受験しましょう。
問題数は46問で、時間は無制限のオープンブック形式です。一度問題に回答(「Confirm」をクリック)すると前の問題に戻ることができませので一問一問丁寧に回答しましょう。
必要なものはアクセスしているパソコン、Participant manualのみです。
試験は再受験可能ですので、事前対策なしで望んでも問題ありません。
試験中のParticipant Manualの使い方

最速合格に最も肝心なParticipant manualの使用方法について解説します。
試験が開始すると、1問1問問題を回答することになり、解答すると前の問題に戻ることができなくなりますので、確実に回答するためにParticipant manualを使用して回答していきましょう。
ちなみに私はほとんどの問題でparticipant manualを使用しましたが、やはりコツはキーワードを的確にPDF上で検索することです。
例えば「conflict of interests」に関わる問題であるのであれば、その通り検索して、関連する記述をParticipant manualの中で見つけます。基本的にはヒントになるような記載がありますので、諦めずに英文を読み込みましょう。
英文を読み込むのが苦手であっても読まないと基本的に90点を獲得することは不可能だと思いますので根気良く一問一問答えていきましょう
非常に大事な点ですが、私が受験した際は、問題の回答をクリックし「Confirm」をクリックした時点で解答を変更することができませんでしたので、必ず「Confirm」をクリックする際はご自身の解答が決まった時にしましょう。

実際私はこのミスで2問程度落としたかと思います・・・
試験対策はこれだけで、あとはどれだけ早く解答を決められるかでテストの完了時間が変わってくると思います。
不安な方はエクセルやスプレッドシートでの問題管理が有効

実際に90点を一度で獲得することが難しいと考えられる方は、スプレッドシートで問題と自分が答えた解答をメモしておくようにしましょう。
実際に私もgoogleスプレッドシート(無料)で問題の内容ごとに自分の回答とその根拠を簡単にメモしていました(途中で面倒くさく5問程度でやめてしまいましたが)
問題自体はコピーペーストできるようになっていますし、Participant manualに問題は全て記載されているため、問題番号と自分の回答内容だけでもメモしておくと、もし90点獲得できなかった場合に便利かもしれません。
試験合格後・まとめ
試験合格後は修了書が発行されます。
実際に私はmoduleを全て受験したわけではありませんが、しっかりとCPEとしては認められているようです。

本記事の重要な点は以下のとおりです。
- AICPA倫理試験の合格に事前の学習は不要
- 倫理試験の購入には割引コード入手がお得
- 最短で2時間半程度で合格することが可能
- 試験に必要なものはParticipant manualのみ(試験問題も確認可能)
- 不安な方はスプレッドシートで問題と解答を管理しておけば安心
AICPA倫理試験は意外と内容が難しく、Participant manualの読み込みもページ数が多くなかなかストレスがたまるかもしれません、十分に時間を確保できる週末に受験することをお勧めします。